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都市間で鮮明になる「二極化(ツースピード)」の波

現在、オーストラリアの住宅市場では「二極化(ツースピード)」現象がこれまでにないほど顕著になっています。シドニーやメルボルンといった国内最大規模の都市では、住宅価格の成長に急ブレーキがかかっています。直近3ヶ月の価格変動率を見ると、シドニーはー0.1%、メルボルンはー0.4%と、横ばい、あるいはわずかな下落に転じているのが現状です。特にシドニーの dwelling values(住宅価値)は、2025年11月の記録的な高値からー0.1%低い水準となり、メルボルンにいたっては2022年3月のピークからー1.0%低い状態にあります。

対照的に、パース(+6.8%)、ブリスベン(+4.8%)、アデレード(+4.3%)といった中規模都市は、依然として猛烈な勢いで成長を続けており、いずれも現在「過去最高値」を更新し続けています。この背景には、広告に掲載されている物件供給量の圧倒的な少なさと、人口増加、雇用、所得といった需要側の強い基礎的条件(ファンダメンタルズ)の差が如実に現れています。28日間の日次指標を見ても、シドニー(+0.1%)やメルボルン(0.0%)がほぼフラットなのに対し、パースは+2.4%、ブリスベンは+1.6%と加速しており、主要都市間での格差は今後さらに拡大する可能性が高いと言えます。

特にブリスベンは2032年にオリンピックの開催を控えており、公共と民間投資活動が旺盛であることから益々期待値が上がる都市となります。

*データ入手元: Cotality

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