過熱な不動産市場を抑制するために為に豪州準備銀行は政策金利を2022年4月から13回に渡って引き上げています。以前にもブログで政策金利が上ががっていることは触れましたが、この金利の上げ方が尋常ではないのです。もうすっかり過去のことになっていますが、コロナ禍の2020年11月に政策金利は史上最低0.1%になりました。その後2022年4月まで、まさに16ヶ月の間この金利が続きます。そして2022年5月から金利が上がり始め(インフレ抑制には時遅しでしたが)、今月、準備銀行は政策金利は更に引き上げ現在は4.1%になっています。12ヶ月で4%も金利を引き上げているのです。。。単純計算で言いますと、5千万円の借金をしていると200万円の金利負担が増えるということになります。どうですか?。。市場に異変が起きてもおかしくはないと思います。効果もありその影響はじわじわと出始めています。不動産調査会社、コアロジックの直近の不動産価格推移によるとゴールドコーストにおける住居中央値は戸建てでマイナス9.2%、集合住宅(マンション等)でマイナス3.5%となっています。政策金利が上がりきる前後が不動産市場の底とも言われていますが、この局面を迎えるにはもう少し時間がかかりそうです。
スタッフBlog | 不動産 STAFF BLOG
オーストラリア、政策金利の影響