いつものことではあるが、お問い合わせをくださるお客様より「豪州の不動産の値段はあがりますか?」というご質問を頂きます。 マクロ的には安定しているし(特に不動産の価値を決める際に重要な要素の一つである”政策に伴う人口増加”とそれに伴う需給関係)、 市場のサイクルはあるものの長期的に持っていればいい資産にはなりますよ、と答えますが、次にくる質問が大凡「どの位上がり ますかね?」となります。それに対しては「安定的に2%-3%位は上がってきているのが過去のトレンドです。保有期間の家賃も安定的に入りますし、市場サイクルで下げの局面があったとしても、その時期は乗り越えられ、次のトレンドを迎えることもできますよ」と、かなり良心的に答えますが、その次の質問で、そのお客様が本当に何を求めているのか大体検討がつきます。「そうですか、いい感じですね」と反応されるお客様は安全・安定型、不動産投資の本質をよくご理解され、尚且つ「豪州の国」を「日本の国」と 比較して(ご勉強され、或いは強い関心をお持ち)、総括的にコメントされているお客様。「それだけしか上がらないのですか?、日本では、アジアでは…..利回りは、こんなに取れるんですよ」というお客様はアグレッシブな類。前者、後者共に個々の投資のスタイルなので良いのですが、残念ながら後者の方にご紹介できる物件は、そう多くありません。というのも、オーストラリア人でも同様な投資スタイルを持っている方も沢山いらして、その投資家と競合することになりますので、ほぼ勝ち目なし(当然、リスクも伴います)。では、プロの私達から見て、どちらが上手くいっているかといういいますと、圧倒的に前者の方です。これは日本人投資家に限らず、オーストラリア人でも長く不動産を持っていた人が上手くいっています。後者は良いと思ったけれど、結局、損をしたという事例も多くあります。専門用語を用いると、投資家と投機家の違いですね。 豪州不動産投資の基本は長期的に持っていくこと。その人たちの多くが最終的に成功している事例をたくさん見てきている私たちのお話は信憑性が高いと思いますよ。
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豪州の不動産投資の基本中の基本