過去のブログでも記しましたが、コロナ禍の経済対策として、オーストラリア政府は、新築住宅建築、住宅改装工事への補助金を行っています、補助金の金額は、現行、$15,000です(昨年は、$25,000)。この経済政策により、建築許可申請数が増加し、昨年12月は、承認数が前月対比で16%上昇しました。この上昇率は、2001年4月以来で、補助金が下がる前の駆け込み申請があったことに起因します。建築補助金の申請数も、60,000件に達し、特にビクトリア州では、17,300件の申請がありました。また、改装工事の補助金申請も12月は12%上昇。このような建築、改装工事数の急上昇に伴い、建築資材が上昇しています、全国的には、前年対比で3.6%上昇。特に、クイーンズランド州では、2020年の第三四半期では、対前期比で1.8%、対前年比は、4.5%上昇しています。下記、全州の上昇率です。今年の3月で、この補助金制度も終了しますが、現在、全国的にも住宅ブームです、融資ブローカーの人の話でも、ローンの事前承認(PRE APPROVAL)をしても、売り物件の供給不足で、購入できないという話も聞いています。このような状況ですので、建築コストも、今年は、上昇するのではないかと予想されます。
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建築コストの上昇