以前に比較すると「利回り、利回り、利回り」というお客様からのお問い合わせがめっきり少なくなったように思います。インターネットのお陰もあり、今は日本にいても海外の不動産情報は気軽に入手できるようになり、また私達のように現地の不動産事情に長けた業者とも気軽に連絡がとれ情報も入手できるようになりましたので海外不動産投資に対する関心度は日毎に増しているのだと思います。それ自体はとても良いことなのですが、日本とオーストラリアの不動産事情は異なることを理解しようとしない結構やっかない、利回り星人がたまに出現します。日本では「異次元の金融緩和策」が取られており、例えば不動産を購入する際に銀行が全額融資をしてくれるケースが多くあり、その結果、ある程度収入や属性が良い人はだれでも不動産が購入できるという金融的に有利な環境があります。購入する物件は不動産業者から言われた「利回り10%」の物件を購入し、購入資金は銀行の借り入れ融資2%で全額調達すればイールドギャップが8%ですね!という売り文句が日本で充満し、その結果同じような感覚で豪州の不動産についても「堂々」と問い合わせをしてくる訳です。一方こちら豪州では不動産投資は基本的に金銭的(現金)に余裕がある人じゃないと手が出せない投資で、銀行融資を受ける際には購入する物件の3割強は自己資金を出してくださいね、と言われます。利回りはレジデンスで表面で5%前後がベンチマーク、どちらかというと安定した国の成長という実体に基づいた安定した投資という位置付けです。利回り星人から質問を受ける度に豪州における不動産投資の基本中の基本を何度も繰り返して説明しているわけですが、「あの会社は杓子定規的にしか説明しないから面白みが無いね」と利回り星人の間で評判が広がり、その結果私たちにもう連絡をしてこないのかもしれません。。。「利回り星人」、大儲けできるかもしれない投資話もあるから、たまには遊びに来てください!
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