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住宅が足りない訳

豪州全体の平均的な空室率は2%前後。日本の総務省によると日本全体の平均空室率は13%(実態はもっと悪いという統計もでている)。日本の場合、例えば東京とか地方の沖縄方面では空室率が比較的低く(とはいっても二桁)、他の地方にいくと空室率が急激に悪化する。豪州の場合はどの経済都市、地方にいっても平均的に空室率が2%前後となる。それは何故か?ゴールドコーストを例にとって簡単に推測をたててみました。ゴールドコーストの総人口は2018年度で60万人ほど。豪州の統計局によると毎年2%前後の上昇率で人口が増加しています。そうすると毎年約12,000人の人口増加があると推測できます。次にゴールドコーストの総戸数についてですが、2018年の統計によると25万世帯ほど。そして、1世帯に住む平均人数は60万人÷25万世帯=2.4人となり、これは公表されている統計データとほぼ合致します。そうすると単純計算では毎年増える人口の12,000人を平均世帯数人数2.4人で割ると、約5,000世帯の住宅が必要なります。空室率が2%前後ということはすでに住宅が足りないとい状況ですので空き家のストックはほぼゼロ、新規で約5,000世帯の住宅が必要となります。ところが、ゴールドコースト市役所の過去5年くらいの住宅開発許可戸数をみると3,000戸〜3,500戸ほど。つまり毎年1500戸〜2,000戸の住宅供給数が不足しているということが想定できます。オーストラリアはゴールドコーストとほぼ同じような状況であり道理で住宅が足りず空室率が低いはずです。結構粗い計算ではありますが、例えば賃貸住宅の内覧時に最低5組くらいが来て即決していく状況を考慮するにあながち大きく外れていないようにも思います。

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