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Off the Plan(オフザプラン)とは?

豪州で不動産購入を検討する際によく耳にする業界用語で、「建物がまだ完成していない段階で販売される物件」のことを指します。特に、建築前や建築中の中高層マンションなどで用いられます。日本では「青田売り」という言葉が近いイメージです。
オフザプランの物件は現物がまだ存在しないため、購入を検討される方は次のような情報を参考に判断することになります。

・どの土地に建てられるのか
・どのような建物が建つのか
・共有施設(プール・ジム・ラウンジなど)はどのようなものか
・住戸の間取りや眺望、室内の仕様、完成イメージ・間取り図・測量図・販売所に展示される仕様
・初年度の管理費や修繕積立金(ボディコーポレートフィー)がいくらになるのか

建物が存在しないことから、不安を感じる方も少なくありません。実際、近年は建材や人件費の高騰により計画が中止となるプロジェクトも見られます。
しかしそれにもかかわらず、オフザプランの物件は現在も人気が高く、積極的に売れ続けています。主な理由は、完成引き渡しまでの時間が買主にとって大きなメリットとなるケースが多いためです。
特に、大型の高層マンション(日本でいうタワーマンション)などは、完成までに 3〜4年程度 かかることが一般的で、この「時間」を上手に活用できる点が魅力となります。

オフザプランが選ばれる主なメリットは3つあります。

1. 不動産代金の本支払いは“完成引き渡し時”に行われる
契約時には購入価格の一部(通常10%程度)をデポジット(頭金)として支払うだけで、残金の約90%は建物完成時の支払いとなります。すぐに全額を用意する必要がないため、資金準備に時間的余裕が持てます。

2. 契約時の価格が固定されるため、“値上がり益”を得られる可能性
契約後に周辺エリアの不動産価格が上昇した場合、引き渡し時点で購入価格より高い市場価値になるケースがあります。特に将来の資産性を重視する投資家にとって大きな魅力です。

3. 完成までの数年間で、自己資金・為替・資金計画を整える時間がある
短期間で全額を調達する必要がなく、引き渡しに合わせて貯蓄や資産組み換え、為替調整などを計画的に進めることが可能です。海外投資家にとっては、為替タイミングを見極めやすい点もメリットです。

    中でも ②の「値上がり益」への期待は非常に大きく、例えば工期が4年に及ぶ大型プロジェクトでは、その期間中に市場価格が上昇し、完成時点で大きな含み益が生まれるケースもあり、上手くいくと、完成と同時に転売して売却益を得ることもできます。
    不動産情報を収集している際、オフザプランという言葉が耳に入ったら、もしかすると良い投資物件を見つけられるチャンスかもしれません。
    ワイドエステートでも条件の良いオフザプラン物件をご紹介可能ですので、ご興味のある方は、ぜひお気軽にお問い合わせください!

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