ブリスベンもすっかり温かくなり、街のあちこちでジャカランダの花が咲きはじめました。この季節になると、紫色の花が青空に映え、街全体がふんわりとした優しい雰囲気に包まれます。
ジャカランダは、日本でいう桜のような存在。満開の姿も見事ですが、散った花びらが地面を紫の絨毯のように覆う光景も本当に美しく、歩くだけで幸せな気持ちになります。
ブリスベンでは、ニューファーム・パークやクイーンズランド大学などが有名なスポットですが、日常の通りの中にも、思わず立ち止まって見上げたくなるほど綺麗な木々がたくさんあります。
今年は、クイーンズランド大学で、所属している着物カルチャークラブのメンバーたちと一緒に、お着物でジャカランダのお花見をし、お抹茶をいただく時間を楽しみました。
紫の花々とお着物の色合いが美しく調和し、まるで日本の春を思い出させるような穏やかな時間でした。海外に住んでいても、こうして日本の文化に触れるひとときは、心が落ち着き、自分のルーツを感じられる大切な時間だなと改めて思います。

