小学6年生になると「Year 6 Buddy 」という素敵なプログラムがあります。これは、Year 6の生徒たちがPrep(プレップ:小学1年生の前の学年)の教室を定期的に訪れ、授業の一環として年下の子たちのお世話をするという取り組みです。ひとりのYear 6の生徒に対して、ひとりのPrepの子がバディとして付きます。
息子が通う学校では、一緒に絵を描いたり、本を読んであげたり、時には “Teddy Bear Picnic” というお気に入りのぬいぐるみを持ち寄ってのピクニックイベントで、一緒にランチを食べたりもします。優しいお兄ちゃん、お姉ちゃんとの時間に、Prepの子どもたちは心を許し、憧れの存在としてバディを慕います。一方、Year 6の子どもたちにとっても、年下の子どもたちと関わる中で、リーダーシップや思いやり、ホスピタリティの心を育む貴重な経験になります。
息子もPrepだった頃、自分のYear 6 Buddyのお兄ちゃんと過ごす時間が大好きで、バディとの出来事を毎回嬉しそうに話してくれたのを思い出します。1年生、2年生と学年が上がってからも、そのお兄さんと校内ですれ違うと、今でも嬉しそうに挨拶しています。学校行事などでそのバディが活躍している姿を見ると、「僕のBuddy、すごいんだよ!」と誇らしげに話す姿に、憧れの気持ちが伝わってきました。そのお兄さんも、今はもうYear 12。今年、いよいよ卒業です。気づけば、Term 2も残りわずか。小学6年生としての学校生活も、もう半分が過ぎようとしています。本当に、あっという間ですね。
