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日本の不動産業は儲かる?

日本の不動産業者と話していると、「日本で不動産業をやると儲かるな〜」と感じることがあります。その理由は主に以下の3つの要素があると思います。1つ目は、 「不動産業者は自分で物件を売買できる」です。不動産業者は、仕入れた物件を利益目的で転売することができます。2つ目は. 「融資が受けやすい」です。不動産業を営んでいると、銀行から物件を仕入れる際に融資を受けやすく、しかも掛け目(担保価値に対する融資額)が有利です。これにより、業者は効率的に資金調達ができ、事業をスムーズに運営することができます。3つ目は、これが特に大きな要素となりますが、「 価格が公開されていない」です。買い手は、不動産業者が仕入れた物件の購入価格を知ることはありません。つまり、業者がどれくらいの利益を上乗せして販売しているのかは不明で、業者は自分のペースで商談を進めやすい状況です。このため、業者が利益を出しやすいというのが現状です。 これら3つの要素が揃っているため、日本の不動産業者は比較的「儲けやすい」環境が整っていると言えます。
一方で、オーストラリアでは状況が全く逆です。オーストラリアの不動産業者は仲介業に徹するしかなく、物件の売買で儲かるのは基本的にはお客様(不動産業者では無い)です。つまり、業者が売買で利益を得る構造ではなく、買い手や売り手が主導権を握ることが多いのです。「じゃあ、どうして日本で不動産業をやらないのか?」という質問をよく受けますが、その答えは簡単です。日本の不動産業界は非常に閉鎖的な仕組みになっており、他の国から業者が参入するためのハードルが高すぎるのです。これは、業界の特性や規制によるものでが、とても長くなりますので、別の機会にお話しします。今日のポイントは日本での不動産業者は儲かる確率が高いです。

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