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建築コストの上昇率が低下?

不動産は基本的に土地と建物で構成されています。つまり不動産の価格形成にはこの二つが重要な要素となります。特に住居系、商業系はこの二つが揃っていないと物件の目的を果たせず、価値が創出できませんのでトレンドは注視する必要があります。さて、過去のブログで建築コストが暴騰し社会問題にもなっていることを投稿しましたが、ここにきて住居系建築コストの上昇率が軟化している兆しが見えてきているようです。豪州統計局の建築コスト指標によると2024年第2四半期の上昇率は0.5%、第一四半期の上昇率も0.8%で、コロナ禍前の過去10年間平均上昇率の4%を大きく下回っています。また第一四半期の消費者物価指数の1%でその指数も下回っています(つまり上昇率は軟化しています)。理由は複数ありますが、物流が正常に戻りつつあり資材のコスト高が抑制されてきていることが大きな要因のようです。データによりますと建築コストそのものはコロナ禍前に比較しますと30%上昇しているようですが、天井知らずで上昇するのでは?という不安感や心理を和らげる状況になりつつあるようです。実際のところ最近は建築会社と打ち合わせをしていると以前より大凡の契約価格が早く提示されるようになったと思います。以前はお互いで雲を掴むような話をしていて結局落とし所がなくプロジェクト自体を断念したこともありますが、今後は良い感じで話が進みそうです。

【豪州統計局の資料より】

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