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オーストラリアの車事情

本日はオーストラリアの車事情をお話ししようと思います。まずオーストラリアは、日本と同じく左側通行・右ハンドルです。日本との時差がほとんどないことと合わせて豪州が住みやすいと感じる方が多い理由のひとつだと思います。ちなみに世界を見渡すと左側通行・右ハンドルの国は少数派です。主な国は以下の通りです。
ヨーロッパ…イギリス、アイルランド、マルタ
アジア…日本、タイ、シンガポール
中南米…ジャマイカ、バハマ
オセアニア…オーストラリア、ニュージーランド、フィジー

少し視点を変えてみましょう。オーストラリアに自動車製造工場はあるのでしょうか。答えは、「以前はあったが今はなく、すべてが輸入車」です。理由を考えながら読み進めて下さればと思います。
オーストラリアで製造していた会社は主にフォード、トヨタ、ホールデンの3社です。フォードは2016年、トヨタとホールデンは2017年に工場を閉鎖しました。また1992年に日産、2008年には三菱がそれぞれ撤退しています。特にGM傘下だったホールデンはオーストラリア車を象徴する存在でした。撤退した理由は各社諸々あるでしょうが、一番の原因は「人件費の高騰」です。オーストラリアは世界でも高水準の最低時給を誇ります(2024年7月で$24.10=約2,410円!)品質と同じく大切な価格の面で競争力がなくなってしまったのです。

さて普段の生活で見かける自動車はどのメーカーが多いのでしょうか?やはり一番多いのはトヨタです。他にも個人的な印象も含めますと、日本車はマツダ、三菱をよく見かけます。韓国車はヒュンダイより起亜が多い印象です(グループ会社ですが)。オーストラリアで特に人気のあるピックアップトラックは、皆さんいすゞ、フォードを走らせていますね。時代の流れもあり、テスラとBYDもかなり流通しているようです。SKODAの数が多いことが意外でした。どこの国のメーカーか調べてみてください。日本とはサイズが違う車もたくさん走っています。自動車好きにも楽しい国かもしれません。

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