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今、問題となっているサンセットクローズとは?

今、不動産関連ニュースでゴールドコーストの紙面を賑わせているのがサンセットクローズです。
夕日を見ながらクルーズを楽しむサンセット”クルーズ”ではありません。サンセット”クローズ”です。英語ではSunset Clauseと表示し、日本語訳ではサンセット条項と訳されます。これは完成前物件の売買契約の停止条件の一つとして設けられており、ある期限迄に建物が竣工(引き渡し)できない場合には、買い手か売り手の何から契約を解除できますよ、という約束事です。「期限迄」をが、「夕日が落ちるまで」という比喩的な表現になっています。さて、今、大変なことが完成を間近に迎える複数ののプロジェクトでおこっています。完成前のプロジェクトの竣工期限は売買契約締結から5年程(規模によります)となります。今の時期に完成を間近に迎えるプロジェクトの販売開始時期はコロナ禍前の価格で販売していて、立地を含む条件の良い物件は、当然多くの方が購入しているわけですが、コロナ禍、そして収束後に不動産市場は一転、不動産によっては倍の値段になっています。ここである問題がおこっています。コロナ禍前に契約を締結しているということは契約を締結して、そろそろ5年目終わりになります。仮にですが、完成間近であったとしてもサンセット期限内に竣工できない場合は売主は売買契約を解約することができます。すると、買い手は物件が購入できず、売主は今の市場価格で売却ができるということになります。売主がボロ儲けになると思われるこの状況は許されず、買い手がカンカンに怒っており、それがニュースとして取り上げられているのです。ただ、売主側は法律上はサンセット条項が適用でき、適用せざる負えないかもしれません。。。理由は売主側は物価の高騰もあり計画以上に建築コストが跳ね上がっておりプロジェクトによっては解約しないと売主側が破綻しかねないという状況かもしれないのです。。
なんとも言い難い状況ですが、不動産業界に悪影響を及ぼさないように良い形で収まればと思っています。
今、話題になっている新聞記事のリンクをつけておきます↓↓↓
https://www.abc.net.au/news/2024-02-01/contract-for-sunshine-coast-unit-terminated-sunset-clause/103255462

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