スタッフBlog | おでかけ、イベント STAFF BLOG

タスマニアへの旅 – 9/Tasmanian Devil Unzoo

ゴールドコーストにもタスマニアンデビルがいる動物園があり見た事はあったのですが、やはりタスマニアに来たからには本場のものを見ておかなくてはと思い見に行って来ました。雄と雌によって多少大きさに違いがありますが大体は小型犬を少しずんぐり小さくした大きさです。

黒色の毛におおわれていて胸元辺りやお尻の辺りに横長の白い毛が生えているのが特徴です。顔だけみると可愛らしいのですがとても獰猛です。狩りは得意ではないそうで、走るのは遅く獲物がいてもあれでは追いつけないくらいです。ですので主には死んだ動物やケガをして弱った動物を食べているそうです。物凄く強靭な顎と歯を持ち、骨までかみ砕いてすべてをきれいに食べつくすそうです。鳴き声が本当に不気味で夜な夜な暗い森から聞こえてくる断末魔の叫びが悪魔のようだという事からデビルと呼ばれるようになったそうです。

餌にグッと噛みついたら、吊り上げられようが振られようがその強靭な顎と歯で持ちこたえて離しません。凄いです!ウグウグ言っている声が可愛かったです。以前は繁殖しすぎて小型ペンギンなどをすべて食べつくしたりするという事からリロケーションされたりした経緯があるそうですが、今ではかなり数も減ってしまい絶滅危惧種です。個体が減ってきた理由の一つは交通事故だそうです。交通事故で死んだ死骸が道路にそのままになっていて、タスマニアンデビルは腐敗肉を食べるので道路に出て来て交通事故に遭うという負の連鎖です。もう一つの理由はタスマニアンデビルだけに発症する顔面癌で死んでしまうそうです。顔面疾患を持ったタスマニアンデビルが持っていないタスマニアンデビルと喧嘩などの嚙み合いをしてその傷から菌が入り、疾患を持っていなかったタスマニアンデビルも同じ疾患に感染してしまうそうです。感染すると約3ケ月程でリンパなどが大きく膨れ上がり、口、首、顎などが動かしにくくなり食事が出来なくなり餓死してしまうそうです。癌にかからない場合の寿命は約5年程だそうですが、ほどんどのタスマニアンデビルは寿命を全うする事は出来ないそうです。我々人間に出来る事はがん細胞を持っていないタスマニアンデビルを少しでも多く増やすような努力をする事ですね。

Contact Usお問い合わせ

お電話でのお問い合わせ

日本から国内市内通話料金で通話可能
050-5539-1917
オーストラリア国内からはこちらへ
07-5635-4339

フォームからのお問い合わせ

お問い合せ