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ボディーコーポレートって何?

クィーンズランド州で集合住宅(例えば高層コンドミニアム)を購入する際、必ず耳にする言葉、そして売買契約書等で目にする文字がありますよ。それは「Body Corporate(ボディーコーポレート)」です。日本では聞き慣れない、見慣れないものですが、一体何でしょうか?実はそれは日本でいう管理組合です。日本とは少し仕組みが異なりますが、豪州では共有部分、例えばロビー、階段、廊下、エレベーター、来客用駐車場等を管理組合が所有しています。「えっ?では、共有部分を別の組織が持っているのであれば、その権利が勝手に売却されたらどうなるの?」という質問が聞こえてきそうですが、実は物件を購入する際に、その会社の持分も一緒に購入しますので(紐づいてきます)、その心配はありません。
簡単に説明すると、例えば、区分所有権で販売された物件が10戸あったとします(便宜上全て同価値とします)。その建物の共有部分の所有者である管理組合の持分総数が100であった場合、一つの物件に紐づいてくる管理組合の持分は10ということになり、そのことが所有権にも明示されます。ので、安心なのです。管理組合費(Body Corporate Fee)は共有部分の維持費、将来の修繕費に当てられるということになる訳です。次回、区分所有権を購入する際に、共有部分について自分の持分が幾つなのか確認してみてください。持分はLot Entitlementといいます。その持分数を見ると全体の管理費のうち自分の支払う分はいくらか確認できます。基本的なことですが、少し、参考になればと思いました。
Body Corporateの仕組みについては、↓↓以下のQLD州(クィーンズランド州)政府の公式サイトでも詳しく説明されています(英語版)。
https://www.qld.gov.au/law/housing-and-neighbours/body-corporate/roles/body-corporate

↑↑イメージはクィーンズランド州政府のホームページより
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