豪州で不動産売買、M&Aの取引に関わりますと「トラスト(Trust)」とか「ユニットトラスト(Unit Trust)」という言葉を見聞きします。日本語で直訳をすると「信託」という言葉ですが、肌感覚として、豪州は日本より、この信託の制度が身近にあるように思います。難しい説明は省略し簡単に説明をすると、例えば、家族が4人構成(便宜上A,B,C,Dさんとします)で、Aさんが年間で$72,800ドルの賃貸事業の不動産を持っていたとします。この場合、2024年度の個人の所得税率に照らし合わせるとAさんの税金は$14,000程になり手取りは$58,674となります。これを信託という仕組みを用いると、例えば所得の$72,800を家族4人で均等に分けることができます。そうすると一人当たりの所得は$18,200、所得税率はなんと0%です。従って、信託の制度を利用することで合法的に$14,000程の節税ができるということになります。10年やると$140,000手元に残るということになりますね(※理論上の例えです)。大きいです。信託は資産防衛にもなりが使わない手はないと思いますが、その仕組み作りは十分に検討される必要があります。相談先はxxxx会計士事務所が良いと思います。ご紹介いたします!
↓↓簡単なトラストの種類や仕組みについては、以下のQLD州政府の公式サイトで確認できます(英語版)。
https://www.pt.qld.gov.au/other-services/trusts/faq
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豪州におけるトラスト(信託)の仕組み