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だから商業物件への投資は怖い。

お客様から日本のバブル(もう死語ですが)のように不動産が半値とかになるようなことは豪州ではないですか?と聞かれることがあります。
私は居住用不動産であればよほどなことがない限りそのようなことはないですが(リーマンショック時には高額物件は半値になったものはありました)、商業系、特にオフィスビルや店舗は簡単に下がることがありますよ、と答えています。
実際のところ例えばゴールドコーストの一等地と言われた路面の店舗の価値は感覚的に20年前と変わらないと思います(コロナ禍の前よりそんな感じです)。
そして直近の物件事例で「やはり」と思う記事の内容がありました。
物件はブリスベンの41 George Street。2016年に160mil(約160億円)で購入した物件を売却に出したら80mil(約80億円)の指値しか入らないという悲惨な状況とのこと。
何故、こうなるかという一因は単一テナントが退去し建物一棟ごと空いてしまったこと。ただ、80億円というと土地の値段にもならない。収益を生む建物価値が一瞬にして吹っ飛んでしまったということなります。怖いですよね。
少し笑えるのが、この建物は州政府系の投資会社(QICと言います)が80milで購入して、州政府をテナントとして入居させて、3年後に160milで今の持ち主に売却しています。身内を入居させて不動産価値を上げて売り抜けてボロ儲けしたわけですね。
もしかして、また80milで買い戻して、州政府をテナントとして入居させて売り抜けるかもですね。。

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