オーストラリアの不動産調査会社コアロジックによると、7月時点におけるゴールドコーストの住居用不動産価格は中央値で戸建てが$1,033,603、集合住宅（コンドミニアム・タウンハウス系等）が$686,041となっています。去年の前期比（つまり去年の7月と比較して）で戸建てがマイナス4.4%、集合住宅がマイナス1.7%となっています。価格は下がっています。ただ注意する点として、今年の4月に比較しますと「下がり幅」が縮小しています。今年の4月は前期比で戸建てがマイナス9.2%、集合住宅でマイナス3.5%でした。中央銀行のなりふり構わない政策金利の引き上げ（15ヶ月で0.1%から4.1%に引き上げ）にも関わらず、大きな下落率はなく、市場は安定、底堅いかもしれません。これは何を意味するか？価格は大きなブレはなく現在の価格前後で推移。その間に政策金利が頭打ちになり、その後、下がるという期待値が高まる。その結果、不動産価格が上昇する、というシナリオも描けます。ただでさえ住宅不足ですし、一旦売買に拍車がかかると止められない状況も想定されますので、購入を控えている方はそろそろ準備をしておいた方が良いかもしれません。