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不動産査定額と鑑定額の違い

私達が不動産価格の話をする時には、一般的には市場価格(つまり現在の相場)を指すことが多いと思います。日本であれば坪単価でいくら?、オーストラリアであればm2単価でいくら?という具合です。さて、不動産を売り買いする時に、必ずと言っていいほど耳にする言葉が出てきます。それは、「Appraisal(査定)」と「Valuation(鑑定)」です。さて、この言葉の”違い”と”使い分け”をすることができるでしょうか?査定は、私達のような不動産業者が直近の事例等をもとに算出する不動産の市場価格です。この中には「不動産業者が見込み客の目線に立って物件に対して感じることを加味した」感覚の部分も反映されます。従って、価格は例えば、$500,000 ー $550,000と幅があります。一方で、鑑定額は資格を持った鑑定人が同じく直近の売買事例と物件の特徴を反映させて一つだけの価格を出します。査定のように幅を持たせることなく$500,000であれば、この金額のみが表示されます。査定額と最も違うところは査定額は楽観的(特には厳しい査定額を出すこともありますが)、鑑定額は保守的な価格になります。従って、よくあるパターンとして鑑定額は査定額を下回ることがあります。では、物件売買時に多くの人が利用する銀行は、どの価格を採用するかといいますと、査定額ではなく鑑定額です。なので、うっかり不動産業者の査定額のみを頼りにして物事を進めていくと、思いがけなく早急に現金を準備しなければいけな場面も出てきます(不動産購入する友人で土壇場で身内から急いでお金を借りまくったという話を聞いたことありませんか?)ので、この二つの評価方法の違いは日頃から認識しておくことが大切です。

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