2032年にブリスベンで夏季オリンピック・パラリンピックが開催されます。オリンピックが開催される都市では不動産価格が上がるという神話があり、お客様から「不動産上がりますかね?」という質問をよく頂きます。
結論からいうと「国際イベントやスポートイベントが開催される都市の不動産価格が上がる確率は高い」ということになります。これは過去の事例を引用する方が分かりやすいと思います。
例えば、
日本の日本経済新聞に相当するフィナンシャル・レビューの記事では、PRD Chief Economist Diaswati Mardiasmo氏は、今後、2032年までにブリスベンの不動産価格は2倍になると予測。G20がブリスベンで開催されると発表された年2003年〜2015年の間(12年間)に、112.7%の価格上昇が見られた、という事例が根拠です。
オーストラリア不動産調査会社最大手の取締役 Tim Lawless氏は、2000年に開催されたシドニーオリンピックを一つの事例にあげ、1993年に開催が決定され、2000年に開催されるまでの間(7年間)、不動産価格は60%以上上昇したと言う現象を紹介してます。
そして、直近の事例として、オリンピック・パラリンピック以外にも、イギリス連邦傘下国によるコモンウェルスゲームが、2018年はゴールドコーストで開催されていますが、その時の不動産の価格の上昇率は22%ほどあったというデータも出ています。
鍵は政府と民間による投資になりますが、民間においてはブリスベンのQueens Walf再開発(カジノ施設を中心とした新規に4つのホテルが開業予定・開発中)、そして先週、発表された連邦政府と州政府による投資(約6,300億円規模)は目玉で、2032年に向けて着実に開発投資資金がブリスベン周辺に投入されますので、不動産価格が上がる確率(上昇率は別として)、つまり神話は現存しているように思います。
ブリスベンへの不動産投資、まだ遅くはないと思いますよ。
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オリンピックと土地神話