ゴールドコーストの魅力は、約57KMにもおよぶ美しい白い砂のビーチだけでなく、クルージングなどのマリンレジャーに適した内海、通称ブロード ウオーターも魅力の一つです。サーファーズパラダイスから車で10分、海岸線を北上するとスピットという内海と太平洋に挟まれた小さな半島があり、そこには、海をテーマにした遊園地「シーワールド」、ゴールドコーストでも屈指の高級リゾートホテル「ベルサーチ・ ホテル」、「シェラトン・ミラージュ・ホテル」、クルーザーが停泊するマリーナと内海を見ながら食事ができるレストランやお買い物が楽しめる「マリーナ・ミラージュ」など、旅行者を魅了する雰囲気の良いスポットがあります。しかしながら、時の経過とともに、施設も古くなり、魅力が薄れてきていることも事実です。その中でも、「マリナーズ・コーブ」というレストラン、カフェなど入るマリーナは、かつては、有名なレストランがあり、大変賑わっていましたが、最近は、ぱっとしない状態でした。
今日、その「マリナーズ・コーブ」の再開発申請が出されたというニュースを業界誌「The Urban Developer」で見ましたので、期待を込めて、お伝えします。
開発業者はメルボルンを拠点として、商業物件、居住物件の開発を手掛ける「PELLIGRA GROUP」と「GIANNARELLI GROUP」の共同事業体です。再開発は、総額$480万ドル(日本円で約450億円)をかけ、3階建て150部屋を有する6つ星ホテル、レストラン、カフェなどが入る商業施設、そして、最長45mのスーパーヨットが70隻停泊できるマリーナが含まれます。トータルコンセプトは、高級感溢れるマリンリゾートです。開発業者は、認可が下りれば2025年の完成を目指しているとのことです。
先々月の6月にサーファーズパラダイスとブロードビーチの中間地点のビーチフロントに、339部屋を有するラグジュアリーリゾートホテル「ランガムホテル」がオープンしました。
ゴールドコーストも、他の観光地と同様に、コロナ感染症の影響で、甚大な経済的なダメージをうけましたが、国内市場を皮切りに、海外市場も、少しずつ回復してきていますので、高級リゾートホテル開発のニュースはうれしい限りです。魅力ある観光地には、高級感あふれるホテルが欠かせません。
【↑画像はThe Urban DeveloperのHPより】 |