日経新聞で、岸田文雄首相は、5日にロンドンの金融街シティーで講演し「『資産所得倍増プラン』を進める」と明らかにした、との記事をみました。今までは「所得倍増プラン」という目標があげられることが常だったので、少し唐突感はありますが悪くないプラン(考え)だと個人的には思います。所得倍増は一生懸命働いて給与を沢山もらう、一方で資産所得は稼いで貯めたお金(或いは譲ってもらった資産 • お金)に働いて貰って、お金をさらに増やす、ということ。日本には2000兆円ともいわれる個人の金融資産があり、政府はそのうちの現金 • 預金の1000兆円を投資に振り向けさせるということのようですが、問題はその投資先を日本国内に留めておこうとする思惑があることです。日本政府が個人資産の海外流出を抑えることは自然な考えと思いますが(今、中国も盛んにやっています)、逆の発想として、「投資先は日本国内に限らず海外投資もどんどんして沢山稼いでください、そして儲かったらその分少し分前(つまり税金)をください」の方がもっと個人の預金は動くように思います(海外投資というと夢もあるし)。相手国との租税条約などもあり、取り分の調整は必要かもしれませんが、何しろ何をしても動かない1000兆円単位の現金・預金の動かすには従来の守り(主に企業 • 政府を)ではなく、個人投資家の目線に沿った、つまり個人が本当に豊かになれるように投資の選択肢の拡大等、大胆な発想が必要なのではないかと思います。海外の投資先としては是非共、オーストラリアの不動産を加えて頂きたいものです(このブログの思惑丸見えですね)
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日本の資産所得倍増プランって???