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ブリスベン不動産の競売落札率(Auction)が急上昇

不動産市場の活況ぶりを図る一つの指標として不動産調査会社Corelogic社から四半期ごとに発表される不動産競売落札率があります。過去にブログで何度か取り上げましたが、日本では競売による不動産売却はあまり馴染みがないですが、豪州では一つの売却方法として普通(一般的に)に採用されています。競売日が実施される前に不動産情報は一般公開されますので、興味のある人はこの掲載物件に群がってくる訳です。さて、ブリスベンの不動産が熱い!という情報は多く流れていて周知の通りです。我々不動産業者は日々感覚的に市場の熱度合いを感じている訳ですが、「あっやっぱり、そうか、道理で」で納得、つまり裏付け情報として、市場の動向を認識する一つの手法としてこの不動産競売落札率の確認をします。さて、気になるブリスベンの落札率ですが、2020年12月は53.1%、2021年9月は72%、2021年12月は74.9%となっています。これは何を意味するか?。2021年12月を例に取ってみると、100件競売物件がありますと74.9%、つまり約75件は競売時に契約•即金で落札されたということになります。業界では落札率が75%〜80%に達すると「まさに物件の取り合い」、業者間では「右から左」という状況とおおよそ判断しますので、現在、ブリスベンの不動産市場が熱いのは物件が品薄で買い手旺盛と判断できる訳です。ちなみに、2021年12月の同時期におけるシドニーの落札率は69.9%、メルボルンは69.7%となっていますので、この時期ブリスベンが最高達成率であったことが確認できます。

**イメージにある”Bid”は”入札”という意味です。競売では手を上げて購入意思を表示します。

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