以前は、日本在住の方でもこちらで購入する不動産を担保にして融資を受けることができましたが、2008年頃のGFC(日本ではリーマンショックと言われています)があり 金融当局が貸出規制を強め、その結果、非居住者は融資を受けられない状況になりました(厳密にいうと貸し出す金融業者が皆無)。ただ、ここにきて非居住者による 住宅ローンニーズの高まりにより、非居住者に対して不動産担保ローンを提供する金融業者がちらほらと出始めています。貸出金利は4.5%前後で在住者に対する貸出金利の 二倍程になりますが、自己資金をできるだけ抑えたい方にはバランス良く借りることでプラスの面はあると思います。現地の通貨で融資が受けられるのであれば、よく 言われる「為替リスク」をヘッジすることもできます。例えば、不動産購入の資金の一部としてA$300,000が必要だったとします。この時の為替がA$1.00=85円としますと、 日本円で必要な資金は2,550万円となります。仮に市場が円高にふれてA$1.00=75円になると日本円換算額は2,250万円となります。つまりA$1=85円の為替のときに現地 通貨でA$300,000の融資を受け、為替がA$1=75円になったときに返済をしますと、300万円の節約ができるということになります。借り入れ金利は入ってくる家賃から支払いつつ、不動産価格の上昇と為替のタイミングを見ながら返済額を減らしていくことで、不動産資産を形成していくことも一つの手法かと思います。ちなみに融資審査が通りやすい人は実は事業経営者ではなく、安定収入のある会社員です。これはある意味、お勤めの方の特権かと思いますので、当地の不動産ローンも上手く活用しながら不動産購入を検討してみてはいかがでしょうか。ワイドエステートがお手伝い致します!
*融資が受けられる額は不動産価格(或いは鑑定評価額)に対して60%〜70%程となります。
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日本にいても不動産融資を受けられます。