調査機関であるSQMは、2021年6月も引き続き賃貸市場は貸し手が優位でしたと発表しました。オーストラリア全体の空室率は、2011年以来最低の1.7%に下がりました。シドニー、メルボルン、アデレード、ホバートも下降し、メルボルンが3.7%から3.5%と最も下降し、ホバートやダーウィンでは、過去最低の空室率0.4%を記録しました。空室率の下降により、全国的に、家賃も、戸建てで1.8%、アパートで1.7%上昇しましたが、都市部の戸建ての家賃上昇が顕著で、7.7%上昇しました。一方では、都市部のアパートは、0.5%下降しました。都市部のアパートは、コロナ禍で、海外からの留学生需要低下の影響が続いています。
なお、ゴールドコーストのサーファーズパラダイスの空室率は1.2%、ブロードビーチが0.8%、サウスポートが0.5%と、相変わらず、全国平均を下回る、借り手には厳しい状況でした。
不動産投資は、「長期的に安定的な収入を得る手堅い投資という」ポジションは引き続き変わらないようです。