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日本からの豪州宛の航空郵便、一部引き受け再開

今日のニュースで、日本郵便が、今月11月11日から、日本からのオーストラリア宛の航空国際郵便の受付を再開したと報じていて、それは吉報と思いきや、対象になるのは、書状、郵便はがき、小型包装物のみで、航空小包や国際スピード郵便(EMS)は、対象外とのこと。

今年は、コロナ禍で、日本行をキャンセルしましたが、日本に行く目的の一つが買い物。特に、洋服は、オーストラリアで販売しているものは、サイズが大きすぎます、カジュアルの服ならば、多少、大きくても問題なく、また、女性用や子供用でもなんとかなりますが(最近愛用のユニクロのUVカットのエアリズムパーカーは、女性用のXLでぴったり)、仕事用のズボン、ワイシャツ、ジャケット、靴は、そうはいきません。そこで、今年は、日本の通販で、ワイシャツ、文房具などを購入して、日本から郵送してもらったのですが、国際スピード郵便(EMS)が使えないので、船便を使いました、通常であれば、船便でも1か月ぐらいでオーストラリアに到着するのですが、2か月ぐらいかかりました。今日のニュースはぬか喜びでしたが、コロナ禍の、郵便事情の中、オーストラリアで素晴らしいサービスが活躍しています。通常、不動産売買における売買契約書で、「オフ・ザ・プラン」と呼ばれる、図面売り物件の場合、中古住宅の売買と異なり、契約書が数百ページにもおよびます、かつ契約書を2部、日本に送り、契約書に署名して、オーストラリアに送り返していただきます。コロナ前であれば、EMSで日本から1週間もあれば、届くのですが、船便では話になりません(日本郵便でなく、DHLなどは航空スピード便を扱っていますが、EMSと比較して高いです)。そこで便利なサービスが「DOCUSIGN」と呼ぼれる電子署名ができるシステムです。契約書をDOCUSIGNのウエブサイトから、メールで送信すると、受け取った書類には、署名やイニシャルが必要な箇所に、付箋が張り付いていて、そこを、クリックすると、電子的に作成した署名やイニシャルが記入されます。すべてのページに署名をし、最後に「送信」ボタンを押すと、売主に電子的に送付されます。平時でも、日本に発送してから、戻ってくるまでに2週間ぐらいはかかるので、非常に効率が良い便利なシステムです。

一方、日本では、コロナ禍で、テレワークが増えたことで、ハンコ問題が浮上、新政権は、ハンコ廃止の方向で動き始めたところ、ハンコ業界から猛反発、ハンコの生産量が多い県の首長からも反発。海外で仕事をしていると署名(サイン)は当たり前、しかも、前述のようなシステムが法的に認められているので、大きなギャップを感じます。日本の場合、規制緩和は、なかなか難しそうです。

もちろん、サインの安全性を考えると、名優アラン・ドロンが主演した映画「太陽がいっぱい」(ちょっと、古い映画で知らないかも)で、主人公がサインを真似して、大金を手に入れた、などの不正も考えられますが、日本の場合、銀行印が、三文判でも認められていることが考えれば、それよりは、リスクは低いと思います、デジタル庁に期待したいところです。

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