2020年7月14日に発行された、ゴールドコーストの地元新聞ゴールドコースト・ブリテン誌によると、インターネット不動産サイト「Realestate.com」が集計したデータによると、ゴールドコーストの平均戸建て価格はA$672,500で、対前年比2.7%、5年前と比較すると22.7%上昇しました。また、アパートメントも、平均価格、A$417,000で、対前年比1.7%上昇したと伝えています。一方、オーストラリアの主要都市である、シドニーやメルボルンは、コロナウイルスの影響を受け、軒並み下落しています。
しかしながら、ゴールドコーストの中でも、すべての地区で上昇したわけではありません。ホットスポット地区とブログでもご案内しましたが、ゴールドコーストの南部地区のパーム ビーチ(PALM BEACH)のアパートメントは、対前年比18.3%、5年前と比較して51.9%上昇、バーレー・ウオーターズ(BURLEIGH WATERS)の戸建ては、それぞれ、8.2%、37.1%上昇しました。
一方、ここ数年、著しい住宅開発が行われているクーメラ(COOMERA)地区の戸建ては、対前年比10.3%下落しました。しかしながら、5年前と比較すると6.9%上昇していますので、やはり、不動産は、長期的な視点で見ることが肝要です。
このように、ゴールドコーストは、現状、コロナウイルスの影響は、少ないと言えますが、世界的に見ると、コロナウイルスによる経済的なダメージは甚大で、かつ、収束時期が不透明な現状を考えると、短期的には、物件を売却したい人にとっては、厳しい状況が予想されます、一方で、購入したい人にとっては、チャンスかもしれません。当面、不安定な不動産市場が続きそうです。
*以下のリストは一部を抜粋したものになります。全データリストをご覧になりたい場合はこちらをクリックしてご覧ください。