オーストラリアにおいて外国人による居住不動産の取得には外資新議会(通称FIRB)の規制があることは周知のとおりです。基本的に外国人は中古居住は購入出来ず、新築しか購入はできません。買えないとなるとどうしても欲しくなるのが人情。なんとか抜け道はないものかと考えられたものが、規制のかからない豪州の市民権や永住権保持者の名義で購入する方法。ただ、これには実質的に所有権を喪失する可能性があるのでリスクが伴う。それで次の抜け道として購入資金を貸し付けた形にして購入する不動産に抵当権を登記しておけば所有権をある意味勝手に動かせないようにしているので権利を喪失する可能性は低い。。これならいける!と思う方もいるかもしれませんが、残念ながらこの方法も合法ではありません。FIRBや法律の考え方では抵当権の登記はその物件の利権を得るとみなされるので規制の対象となり法律違反ということなります。中古居住不動産が欲しいという気持ちはわかりますが(相談がよくあります)、法律を反してまで、尚且つリスクを伴う購入は辞めた方がよいと思います。FIRBの反則金は巨額なのでご注意ください。中古物件でなくともいい物件をご紹介できますので、ぜひお気軽にお問いあわせください。
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中古居住不動産購入の抜け道はない