9月も後半に近づくとブリスベンの街は毎年ジャカランダの紫の花が咲き乱れ、春の訪れを感じます。が、今年は雨がほとんど降らず、暖かすぎた冬が原因となり開花が大幅に遅れているようだ、と新聞で報道されておりました。
【 ↓ 今年のジャカランダの様子】
ジャカランダの木は、地面の中に感じられる水分の量でいつ花を咲かせるか木が判断するのですね。オーストラリアは全体的に降雨量が少ない地域が多く、特に国の中心エリアや地球のおへそと言われるウルルのあたりは準乾燥帯気候に属し、砂漠のようで木々も少なく厳しい環境です。しかしこういう地域で咲く花は、ジャカランダのようにじっと雨を待ち、ある程度の雨が降り咲いた花がしっかり咲いて、種を残すことができることを察知すると花を咲かせるのです、という説明を聞いたことがあります。さすが、世界の中でも乾燥している大陸でサバイブしてゆく植物たちです。ブリスベンでも早く雨が降り、ジャカランダが咲いてくれることをじっと待ちます!!
【 ↓ 去年のジャカランダの様子】