オーストラリアは、毎年人口が増加し、都市の中心地は、不動産価格が上昇し、人々は住宅を求めて、郊外へ広がっている傾向にあるようです。
メルボルン インスティテュートの調査によると、全国的に過去15年間で市民の平均通勤時間が23%延び、毎日1時間以上を通勤に費やす市民が増えているとのことです。
同調査によると、全国の平均通勤時間は、2002年の週当たり3.7時間から2017年には、4.5時間に延びました、また、ブリスベンがメルボルンを抜いて1日の平均通勤時間が66.7分となりましたが、2002年には46分だった平均通勤時間が66.7分、44.8%も延びたことになります。ちなみに、シドニーは、2002年に一日の平均通勤時間が60.6分で、2017年が71.1分、17%の延びだったことを考えると、ブリスベンの延び率は著しいです、それだけ、ブリスベン地区は、人口が増え、かつ、住宅が郊外に広がっている証左といえます。60分ということは、片道30分ということなりますが、確かに、昨今、ブリスベン、ゴールドコースト間の住宅開発が顕著です。私の通勤時間は、一日25分ぐらいなので、まだ、まだ楽ですが、今後、ゴールドコーストも通勤時間が延びていきそうです。
また、同調査機関は、オーストラリアの、2017 年世帯所得の中央値が8万95豪ドル(約601 万円)、平均値は9万3,734 豪ドル(約656万円)と発表しました。なお、参考までに、日本の厚生労働省の国民生活基礎調査では、日本の2017年の世帯所得の平均値は 551万6千円とのことです。