3年位前に地元の新聞を賑わせたディベロッパーによる開発用地の取得、そして新プロジェクト計画。以前にもブログで触れましたが現在不動産市場は調整期に入っていることはほぼ確実で、結果、プロジェクトの企画倒れが目立ってきました。市場が弱含みになっている主な理由のひとつに不動産融資の審査が以前より厳格になったことがあげられます。他の国に漏れずリーマンショック時には多くの人が破産するという事態がこの国でもありましたが、その際大手銀行、地銀を含む金融機関が返済能力のない人に安易に貸し付けをしていたことが明るみに出たことで当局が立ち入り(日本で今騒がれている某銀行のようですね)、その結果審査の厳格化を法律的に義務として課したことから不動産の投資家市場が冷え込んだような状況が続いています。それに加えて、チャイナマネーの流入も激減(前のブログで紹介)、そのような状況の中ではプロジェクトを積極的に前に進めることはなかなか困難だと思います。過去のサイクルを勘案するともう1年くらいすると用地を持っていられない開発業者が土地を市場に放出するはずです。その時は大きなチャンスとなるはずですが、大きな決断(安価で仕入れる事)をできる人はそう多くないかもしれません。ちなみに私が買いたいと思える用地はこの12ヶ月-18ヶ月で相当増えるはずです。
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不動産プロジェクトの頓挫