お客様からのご質問の中で個人と会社どちらで不動産を購入した方がよいか?というご質問をよく頂きます。究極の答えはそのお客様のおかれている環境、事情&将来等を色々な角度からよく見た上で検討し、決定していくということになりますが、不動産の所得額がある額を超えると所得税率を考慮する上で会社で購入した方がよい場合があります。例えば、賃貸所得額が年間でA$200,000だった場合、この額に対する個人の所得税率は累進課税で大凡45%で納税額は約A$72,000、会社の場合は法人税率が28.5%なので納税額は約A$57,000となり(地方税は豪州にはありません)会社で購入した方が年間でA$15,000節税できます。 仮に税法の条件が変わらなければ10年間でA$150,000節税できることになります。また将来の大きなキャピタルゲインが見込める案件は個人より会社の方が得すると思います。会社で不動産をもつメリットはその他にもあります。会社が所有する物件によっては株式の譲渡のみで実質的な所有者をかえることができます(例:親から子供・孫等)。会社でもつデメリットとしては毎年の維持費(会計士費・会社更新の費用等)がかかることでしょうか。その他細かいところもありますが、ここでは省略しておきます。ところでオーストラリアにおける会社の設立ですが、とても簡単にできます。営業日で2日ほどあれば会社の設立、銀行口座の開設など全てできます。日本では複雑なようですが、こちらは所定の用紙(2枚程)に取締役、株主構成などの情報を記入して会計士に送付すると、「はい、できました!!」と直ぐに返事がきます。前述のように個人と会社どちらがいいか? はお客様のおかれている状況によりますが、収益物件等をご検討の際にはこの辺りも含めて慎重に検討する必要があります。ワイドエステートにお気軽にご相談下さい。
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不動産取得/個人と会社どちらがお得?