先日、シロメィ・ワイナリー・ツアーに行って、ワイナリーの見学、テイスティング、そして夕食を楽しみました。シロメィは560ヘクタール(東京ドーム50個分)の敷地があり、将来的にはゴルフ場(スーパーボール)も建設されるそうです。サーファーズ・パラダイスからも、ブリスベンからも約40分ほどなので気軽に行けるワイナリーです。
年間生産量は60万本、シロメィから4時間程のところにあるグラニットベルトから毎朝摘んだばかりのぶどうが運ばれ、生産工程の1~10すべてをこのシロメィ工場でしています。昔は24時間体制でチーフワインメーカーが泊まり込みでいましたが、今はインターネットで管理が出来るようになっています。
シロメィのスパークリングワインは独特な製法である瓶内2次発酵という製法で作られています。これはフロンスの有名シャンパンのモエシャンドンと同じ製法。特徴は泡の粒の柔らかさ、持続性、のどごしがいいなど。ワイン樽はアメリカンオーク(A$300)とフレンチオーク(A$1600)に分かれますが、シロメィの樽はすべてフレンチオークを使用し、3年程で樽交換が必要となります。交換した樽は1樽A$150程で販売もしています。
シロメィ「SIRROMET」の名前はここのオーナーであるテリーモリス氏の逆から読みで、レストランのラーリーンズ「Lurleen’s」という名はテリー氏の奥様のお名前から取っているそうです。レストランは最大200名収容、ベストワイナリーレストランを受賞しまた。
シロメィ到着。左側の階段を最上階まで登ると小さなスペースの展望台があり眺めがいいです。ちょっと曇りで残念でも雨が上がり虹がかかりとっても綺麗でした。
【セラードア入口】 |
向かって正面に教壇が配置され牧師さんが立ちます。お式中は両サイドはシャッターが閉められているそうで、誓いが終わると同時にシャッターを開けて気分を盛り上げる演出だそうです。
床は水面ギリギリです。干潮満潮はないのか?とちょっと心配。写真中央でポーズを決めてくれているのは友人ですが、何故かサタデーナイトフィーバーを思い出させるポーズです。
【水上チャペル】 |
シロメィの佐藤さん。勤続10年になられるそうです。シドニー空港勤務の時には松田聖子さんに10本ワインを販売されたそうです。ご覧の通りイケメンでエクザイルのTAKAHIRO似です。
【日本語担当、佐藤さん】 |
昔の貴族はこのような機械でワインを抽出されてたのですね。少ししか抽出出来ないので貴重な物だという事がわかります。高貴な飲み物です。
【昔のワイン製造器】 |
ここはVIPプライベート・テイスティングルーム。A$500〜借りられるそうです。ここで質問です。少し埃を被った赤ワインが2本テーブルに並んでいます。1本はコルク、1本はスクリューキャップ。
Q:どちらが高いワインでしょうか?
日本からお越しの方はほぼコルクの方が高いと回答するそうです。我々オーストラリアに住んでいる者はスクリュートップに抵抗はありませんが、日本ではまだまだワイン=コルクのイメージだそうで、そのイメージを払拭するには時間がかかりそうです。と言う事で正解は・・・・
A:どちらも同じ価格です。
【プライベートルーム】 |
羨ましい〜限りのセラー。いろいろな年代、地方、国のワインがコレクションされているそうです。それはシロメィのワインの値段を決める時にこれらのワインの中からテイスティングをして決めるそうです。
【テリーモリス氏のワインセラー】 |
これはウェディング用セッティング ❤ 。明日、ウエディングがあるそうです。このホールの上棚にはデザートワインが貯蔵してあり、年に1回クリスマスの時に樽を開けて飲むそうです。いいですね~。
【ウェディング用テーブルセッティング】 |
シロメィーの樽、夕日を浴びて何だか誇らしげです。
【シロメィーの樽】 |
サンセットと共に気温も下がって来ましたが、ディナーに向けて気持ちは上昇中。これから試飲です。
【シロメィーの樽】 |
なんと、今回のワイナリーツアー用に試飲のテーブルセッティングがされていました。男女フィーリングカップル5対5のようなセッティングでしたのでそれに応えて私達も男子、女子に分かれました。白、赤と6種類試飲しました。どれもまだ若いって感じのワインですが、それはシロメィの歴史なので仕方ないでしょう。
【特別試飲ルーム】 |
さぁ、ディナーのテーブルに付きました。本日は7コースデグステーションです。お料理に合わせたワインが選ばれフードとのマリアージュを楽しみます♪
いきなり第1品目の写真を撮り忘れました。オーシャントラウトでした。これには試飲の時、飲みたいなと思っていたけど出てこなかったピノノワールシャルドネをマッチ。美味しかった。
【デグステーションメニュー】 |
お料理、2品目。この薄い赤ピンクは非売品のロゼ。ロゼっぽくないしっかりした味でした。このソースがチーズベースなのでこのくらいしっかりしたロゼがマッチしてました。
3品目は、ホタテのワンタンです。ちょっとオリエンタルな味でん?って感じでしたが。この料理にはピノグリを。今回シロメィで飲んだ白ワインの中でピノグリは美味しかったです。
【お料理、2品目】 | 【お料理、3品目】 |
4品目の鯛の身は少しパサっとしてましたが、エビからのエキスが出たソースが美味しかったです。この料理にはシロメィシグネチャーのシャルドネ。シロメィ価格で1本A$35。
5品目は、うずら肉のチャーシュー風味。これもオリエンタルなお味でした。この料理にはカベルネソーヴィニヨン。ちょっと軽めでした。
【お料理、4品目】 | 【お料理、5品目】 |
まだ!出てきました。6品目はラムです。焼き方とソースが美味しかったです。お腹いっぱいと言っても入るものです。このお料理にはシグネチャーカベルネソーヴィニヨン。
また若いですがしっかりした味でラムにマッチしていました。
そして最後の7品目はデザート。程よい甘さのシャーベットが最後に頂いたラムの脂っこさを消してくれます。デザートワインと一緒に出てきましたが、デザートワインが甘すぎるのでデザートと一緒はちょっときついです。コーヒーが欲しかったです。 これが終わった後にコーヒー、紅茶の注文が来てそれと一緒にまたプチケーキが付いてきました。
きっとオージーには受けると思います。
デザートワインを味わいたいので、出来れば・・・デザートとコーヒー、そして その後に デザートワインとチーズで締めたかったです。
【お料理、6品目】 | 【お料理、7品目】 |
と、いう事で種類は7種類のワインをいただきましたが量は少しづつでしたので酔っ払う事はありませんでした。
レストランの雰囲気、お料理の内容、そのお料理にマッチするように選ばれたワインという素敵なデグステーションディナーでした。
ゴールドコーストはここ数日寒い日が続いています。ワイン=暖炉みたいな感じがコージーでいいですね。
まずは今月、Christmas in Julyをここのレストランでいかがですか。