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宅地の価格が上昇基調?

皆様いかがお過ごしでしょうか? 早いもので今年も残り少なくなってきました。ゴールドコーストではショッピングセンターや街角にデコレーションが施され、クリスマス一色といった雰囲気になってきました。

CBRE社で販売している26.78へクターの開発用地さて、本日は宅地価格ついて簡単ではありますが、ご案内させていただきます。
オーストラリアの住宅市場は政府の景気浮揚策、中央銀行の金融緩和政策の効果が上がり、価格帯が40万ドル〜50万ドルの物件については既に上昇に転じていることは前回お知らせしました。不動産も他の商品と一緒で需要と供給のバランスのもと市場価格が形成されていきますが、ゴールドコーストではここにきて宅地の価格が更に上昇に転じるでは?との予測が取り上げられるようになりました。その原因の一つに人口の増加に対し宅地の供給戸数が減っていることが挙げられています。統計によるとゴールドコーストの年間人口上昇率は3.5%台、増加人数は16,700人程で、一部のアナリストではこの増加に対応するべく週に126戸から200戸の新規住宅の供給が必要と分析されております。安定した人口増加による需要を見込み、2007年度頃まで不動産開発業者は競って用地を取得し宅地を供給する目論見がありましたが、リーマンショック以降、金融市場の信用収縮により造成資金が手当てできず、結果、プロジェクトは頓挫し用地が放置されるケースが増えています。開発プロジェクト、特に宅地開発に対する銀行や金融機関の融資姿勢は未だ硬直しており、なかなか新たな宅地が市場に供給されていないのが現状です。用地を持ちきれない開発業者は損切りを覚悟で物件を売却にかけますが、現在の市況では現金を持つ企業は少なく、新たな買手も購入資金や造成資金を銀行に頼らなければならないというケースが多く、資金調達と造成プロセスを考慮すると、宅地の供給時期は結局かなり先になるということになります。人口は増加の一途を辿っている中、宅地の供給が物理的に間に合っていないことから、土地の価格は今後更に上昇するという予測は、理論的に裏付けがとれるのではないかと考えています。

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