ゴールドコーストアートセンターの下にあるBasementというVenueは、スタンダードジャズファンの間では良く知られているスポットだそうです。私も何年も前に一度行ったことがあるのですが、先週たまたま友人と食事がてら、予約もしないでふらっと行ってまいりました。
会場はまさにアートセンターの地下(Basement)です。100名もはいったらいっぱいになりそうな感じ。プログラムは3セッションからなっており、7時からレジデントミュージシャンであるHarry Lynn Quartetがまず演奏し、8時からはゲスト、そして、お勧めなのがその後のApprenticeのコーナーです。
Harry Lynnは平均年齢60歳後半のジャズマンで編成されており、ピアノ(ボーカルも担当)ベースとドラムのトリオプラストランペットです。(ドラムの方は素晴らしくエネルギッシュな演奏をされるのですが、なーんと72歳だそうです!!)ゲストは毎週変わるようで、先週は女性のボーカリストでなかなかの歌唱力をもつLauren Lucilleさんが出演。ここに更にレギュラーで登場するのがトランペット担当のMal Wood氏。この方もなかなか。しかし、なんといっても9時から始まるAppereticeは8歳から18歳くらいまでの子供たちがアルト、テナーサックス、トロンボーンなどをたくみに吹きまくる素晴らしい45分間です。
【写真下:Harry Lynn (Piano/Keyboards), Peter McLaughlin (Bass), Warren Whittaker (Drums), Mal Wood (Trumpet)】
お食事もなかなか。私はラムシャンク、友人はソルトアンドペッパーカラマリを食べ、お値段も18ドル前後とお手頃。おつまみ系だけのオーダーもOKで、チーズプラターやターキッシュブレッドなどもあります。ワインをのみながら3時間じっくり、スタンダードジャズを堪能しました。観客の年齢層が高めのせいか(!)、10時にはしゃきっとおしまいとなります。入場料は15ドルです。中央前のほうのテーブル確保のためには、ご予約をお勧めします。まだまだ寒いGCの夜ですが、土曜日の夜はJazzでも如何でしょう。
スタッフBlog | 生活 STAFF BLOG
冬の夜に静かなジャズなど