昔、上司の鞄持ちをしていた頃によく聞いた上司の決めゼリフをふと思い出しました。日本のバブル経済の大恩恵を受けゴールドコーストの不動産市場が栄えた時の頃、日本人のご年配のお客様からお叱りを受けたときの決めゼリフの中に、「貴方たちはそれでも日本人ですか!!」という表現がありました。同胞意識、民族意識、プライド云々からくる決め言葉だと思いますが、この言葉を言われると、何か、こう不思議な感情を掻き立てられ仕事の姿勢を正したもので、日本人であることに感謝したものです。ちなみにオーストラリア人に「お前はそれでもオーストラリア人か!!」といっても、「Yes so what?」という返事が返ってくるだけで、この言葉が何を意味していて何を期待されているのか全く理解してくれないと思います。もしかすると、今では日本人でも理解してくれる人は少ないかも知れませんが…。それで、私の上司です。あまりにも部下達の出来が悪かったのか(少しは良かったのですが)、怒りが頂点に達すると、ワナワナと体を震わせ、「お前ら宇宙人か!!俺の言っていることが分らないなら今すぐ宇宙に帰れ!!」と大声で怒られました。「日本人ではなく宇宙人? 」と疑問はもったものの、あまりにも上司が怖くて、「申し訳ございません。私は帰るつもりはありません。ここに残って仕事に励みます!!もう少し頑張らせてください!!」と言っていました。上司の叱咤激励があり、今の自分があるわけですが、それにしても傍から見ると少し滑稽な会話だったかもしれません。
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宇宙に帰るつもりはありません