サーファーズパラダイスで夕食をすることになり、マンジャーレ ジョルジョとしては、久しぶりにイタリアンレストラン『ニコリーニス』に行くことに。
この店は私が初めてゴールドコーストに来た1988年には、すでに営業していた老舗中の老舗、当時週に2,3回は必ずこの店で食事を楽しんでいました。その後、他にお気に入りのイタリアレストランを見つけたこともあり、自分自身はペースダウンはしましたが、知人や観光客の方には、サーファーズパラダイスのイタリアンと言えば、『ニコリーニス』と言って勧めていました。
久しぶりにワインを飲みながら、イタリアンを楽しもうと、意気込んで予約をし、そして席に着く。メニューの表紙は、私もお勧めのスパゲティー・マリナーラ(トマトベースのシーフードスパゲッティ)、マッシェルやえびがふんだんにお皿に載っています。今日もメインはこれだと決めました。ところが異変が起きました。
まずは、黒板に記された今日のスペシャルの中の『アンティパスト』(前菜の盛り合わせ)を注文すると、ウエイターが今日はないと、「えー、今日のスペシャルのものがない、しかもアンティパストは、イタリアンの基本中の基本、これがないとは、まあ、仕方ないと、これも定番のトマトとボッコンチーノのサラダを頼むことに。そして、ナポリピザ、そしてスパゲッティーマリナーラ。とりあえずこれらを注文して、おなかの具合で、他のものを頼むことに。そして、当然、スパゲティーマリナーラを注文するときには、念のため「アルデンテ、プリーズ」と(わざわざ言わなくても、いままでも問題なし)。
まずは、サラダ。これは問題なし、スタートは良し。そしてナポリ・ピザ、薄手のピザ生地にオリーブとアンチョビ、美味、やっぱりおいしいと舌鼓。そしてスパゲティーマリナーラの登場。まずはお皿をみて、びっくり!マッシェルの殻がない。中身だけ。そしてエビもフレッシュ感なし、そしてスパゲティーを一目見て茹で過ぎ、艶がない。不安な気持ちを抑えながら、一口。xxxxxxxxxxxx 言葉もでない、長年愛し続けた人に裏切られた気持ち、がっかり、残念、裏切り者、ちゃんと「アルデンテ」とねんを押したのに、なめているなこの店は!!
この気持ちを抑えながら、お腹は空いているのですが、さっさと会計することに。アンティパストもないし、パスタはゆで過ぎだし、この店は、私のリストから消えました(ただし、ピザだけ食べるならOK、念のため)。人気に胡坐をかいたなと(今日もたくさんお客さんが入っていました)。このような不満を持ったままでは、帰れないと思い、口直しの夜の旅に出ました。つづきは、また。
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長年の恋人に裏切られた日