ページのトップへ移動

個別記事

オーストラリアの不動産は上がり続けるのか?

お客様から「オーストラリアの不動産は高くなりましたね、すごいですね。これからも高くなりますか?」というご質問をよく頂きます。過去33年間こちらで不動産業に携わってきた経験値から言っても、今回の価格の上昇率は確かに過去にないものです。
今回の価格の上がり方の特徴は、全ての都市•地方都市•地方部で急激な価格上昇が見られたという点で、これは「すごい」の表現に当てはまります。では、今後も上がり続けるか?という質問に対しては、「それはないと思う」という見方が適当かと思います。正確に言うと「全体的には価格の調整局面があり、その後、価格下落に転じる。特徴として、今後はエリア毎、そして価格帯により価格増減が顕著になってくる」です。エリア毎の掘り下げは、次回に説明するとして、全体的な価格が調整局面を迎える根拠としては、コロナ対応策として政府の大規模な財政支出•金融緩和策(政策金利0.1%)で不動産の価格が上がりやすい環境が、一気に整い、不動産が急激に上昇したこと(添付グラフを参照)、ただ今後は、景気の加熱に伴い、金融の引き締めは避けられない状況であることと、不動産融資の審査を引き締め、融資の蛇口を徐々に引き締めていく施策が現実的に、とられていることから、方向性としては、価格上昇は抑えられていくことになります。不動産価格は、今も上昇していますが、上昇率は2021年の6月をピークとして下がり始めていますので、このことからも、全体的なながれとしては、調整の方向にあると思います。全体的な流れとしては以上ですが、だからと言って、全ての不動産が調整局面を迎えると言うことではありません。例えば、過去2年間、この国は移民を受け入れていません。今年の後半や来年から徐々に受け入れを開始するはずです。ただでさえ住宅不足の状況の中で、新たな市場が入ってきますので不動産に影響を及ぼさないわけがありません。ゴールドコーストはライフスタイルそのものが価値として浸透しつつあります。その辺りも含めエリア毎に観察をしていく必要があります。

img_ryu_04may22.jpg