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数字で読み解く、オーストラリアの現状

アメリカの大統領選挙も、大接戦、大詰めを迎え、今後の世界経済がどうなるか、注目するところですが、オーストラリアのコロナ感染者数は、アメリカやヨーロッパの感染拡大をよそに、今日の新規感染者数は、11名という感染抑え込みに成功している状況です。今週、オーストラリアで発表された様々な数字が、興味深いので、箇条書きで記します。その数字を見て、現在、オーストラリアが、どのような経済状況なのかを参考にしてください。

1.英国のホテル調査会社STRグローバルの調べでは、オーストラリアの9月後半から10月初旬にかけて、ホテルの稼働率が、約50%まで上昇。

2.オーストラリア連邦準備局(RBA)は、政策金利を、0.25%から、史上最低の0.1%に下げました。また、3年物国債の利回りも0.1%に。豪4大銀行、住宅ローンの固定金利を引き下げ。ウエストパックは、4年固定金利を1.99%に引き下げ。

3.2 - 9月の間の、オーストラリアの世帯の貯蓄額が、1,000億ドル(約7兆3,389億円)の急増

4.豪政府統計局(ABS)の発表によると、9月の融資総額は、225億4,000万ドル(約1兆6,549億円)、前月比5.9%増加、前年同月比で25.5%増。居住用物件の融資額は172億6,000万ドルで、前月比と前年同月比は、それぞれ、6%増、33.8%増。

5.ABSによると、9月の住宅建設認可件数は、1万5,827件、前月比15.4%増、前月の1.6%から急回復

6.RBAによると、2020年第三四半期(7-9月)の国内総生産(GDP)は、プラス成長。21年6月までの1年間のGDP成長率は、6%上昇と予想。失業率は、8%がピークと予想、基礎インフレ率は、21年に1%上昇、22年は1.5%上昇。直近の第三四半期(7-9月)の消費者物価指数(CPI)は、前年同期比で0.7%上昇。

7.不動産調査会社コアロジックによると、4-10月の間、全国住宅価格は、2.1%下落、しかしながら、10月は全国的には、前月比0.4%上昇・

8.ABSによると、第2四半期(4-6月)の国内純移民数は、シドニーが約6,000人減、メルボルンが約8,000減、ブリスベンが約3,200名増、パースが約410名増。

9.豪10月の製造業PMI(購買担当者者指数は、56.3%と前月比で9.6ポイント上昇、7月以来初めて拡大基調を示す50%を上回る。

10.ABSによると、9月の小売売上高の確定値は、291億5,750万ドル(約2兆1,834億円)と前月比で1.1%減少。

11.ABSによると、9月の貿易収支は、黒字額、56億3,000万ドル(約4,204億円)と前月比115%増。

12.オーストラリアの小売り大手ウールワースは、今年度第四半期(7-9月)の食品オンライン売上高が9億6,100万ドル(約718億円)と、前期比で倍増。

13.10月の新車販売台数は、8万1,220台と前年同月比1.5%減、減少幅は前月の20%以上から大きく回復。トヨタ車が、1万9,505台、第二位のマツダが7,457台。

14.最後に今日11月6日のS&P/ASX200株価 6,190.20、本年3月2日4,546と比較すると1,644.20増、36%増

これらの数字を見ると、マクロで捉えると、オーストラリアの経済は、コロナによるダメージから、回復基調にあるようです。もちろん、ミクロで見ると、例えば、ホテル業界、航空業界などは、国境が開放されるまでは、厳しい状況が続きそうです、まずは、数字を。