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豪州の都市部の空室率が上昇

シドニー、メルボルン、ブリスベンなどオーストラリアの三大都市で居住物件の空室率が上昇しています。2020年3月から4月、たった1ヶ月でシドニーにおいては5.7%から13.8%、ブリスベンにおいては5.7%から11.3%と倍以上に空室率が上昇、つまりこの間に倍以上の空部屋が市中に出たということになります。原因は言わずと知れた新型 コロナの影響により賃貸需要が激減した理由によるものです。この空室率には特徴があります。まず主要都市部で顕著であるということです。いくつか理由がありますが、 簡単にいうと、政府厳命(ロックダウン)により、

1.都市部の都市機能(オフィス•飲食•イベント•その他)が停止した結果その関連に働いていた人のニーズが一気に冷え込んだ、
2.学校関係が閉鎖、その結果学生のニーズが低下、
3. 特に外国からの留学生は市中の賃貸市場需給関係おおきな影響を及ぼし、そのニーズがほぼなくなった、
4.州境、国境が 閉鎖された結果、AirBNB(民泊)を用いた宿泊施設が一気に賃貸市中にでた、
5. タイミングが悪く完成物件が市中に多く出た、

その他、色々ありますが、主だった理由はこんな感じです。では、これからどうなるかというとロックダウンは徐々に解除され国内での賃貸需要は上昇に転じると思いますが、更なる弾みには上記の3、4の回復が結構鍵を握るように思います。3、でいうと、年間で90万人近い留学生が豪州にはきており、その学ぶ&住まいはほとんどが主要都市になりますので、このマーケットがどれだけ早く回復するかはひとつのポイントのように思います。現在、豪州はまだ国境閉鎖をしていますが、留学生については7月以降受け入れるような感じで政府&関連産業は調整しているような感じです。ほんの最近まで物件の空室率は低いということが定番の豪州でしたが、今後6ヶ月〜12ヶ月は今までは少し様子が違うかもしれません。ただ、豪州政府も必死に、しかも矢継ぎ早に色々な政策を施行しており、その効果も期待できますので、かなり早い段階で良い状況になると私は見ています。

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