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もう一つの不動産価値の構成要因

不動産の価値は国の経済性、人口の増減による需給関係などが挙げられますが、豪州特有の資産価値の構成余韻として「自然が如何に保護されているか」も大切な要因かと思います。つまり、人々が暮らす周りの環境です。 豪州全体でいえることは全ての決定ごとに「先ず自然ありき」というところでしょうか。例えば、不動産開発業でいいますとその開発行為が自然に対して、どのような影響を及ぼすかという重要な点等は独立した専門家の意見書の提出などが開発許可のプロセスに入ってきます。身近なところでいいますと、豪州ではコアラは可愛らいしい動物で有名ですが、こちらにはコアラ生息&移動エリアが地図上で公開されており基本このエリアにかかる開発行為は禁止となります。コアラといいますと住宅地から遠いところに住んでいるイメージをお持ちかもしれませんが、実はとても近いところに生息していますし、コアラに次いで有名なカンガルーもとても身近な場所に生息しています。ここゴールドコーストは40キロに及ぶ白砂のビーチ、そして広大な入り江(ブロードウォター)をはいしていますので上記の規制に加え、海洋生物の生息などに関連する開発行為はとても厳しいです。直近の例では、近くの入り江で2,500億円規模の複合リゾートの開発申請が出され建築の段階における巨額の投資、そして完成後の大きな雇用機会が見込まれたにも関わらず却下され、計画の見直し再申請を余儀なくされています。遠回しとなりましたが、このような国ですので、基本どこにいっても自然が大事に維持されていることと、公共の場が綺麗で清潔かと思います。自然が主体で人は脇役といったほうが分かりやすいかもしれません。ここでのポイントは都市部の不動産は経済性重視、ゴールドコーストのような場所は自然や動植物を日常の生活中において身近に感じる、つまり共存しつつ、ハイクオリティーライフ「も」叶えられるということです。

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