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不動産売却ガイド

【まめ知識】エコ・ハウス宣言

質問

日本に帰国することになり、自宅の売却手続きを進めています。売却を依頼した不動産会社から、「Sustainability Declaration Form」に記入してくださいと言われました。以前、別の物件を売却した際は、このような書類はなかったのですが、これは何ですか ?

(55歳男性)

回答

この「Sustainability Declaration Form」は、2010年1月から導入された新しい制度に基づく書類です。辞書で「sustainability」を引くと、「持続可能」と訳されていますが、英英辞典では「maintaining ecological balance」とあり、つまり「環境にやさしいバランスを維持する」と訳されています。ここから解釈できるように、今回提出を求められている書類は、売却する住宅が環境や人にやさしい造りになっているかを申告するためのものです。私どもは、「エコ・ハウス宣言」と訳しました。

この制度の導入の背景には、地球温暖化防止の一環として、温室効果ガス削減のために必要な住宅設備や、人にやさしい住宅設備の導入を家主に促すという目的があります。売却者は、売却する物件が温室効果ガス削減のための設備を設置しているか、また人にやさしい住宅設備を設置しているかなどを「エコ・ハウス宣言」で申告し、物件内覧の際、その申告書を購入希望者に開示する義務があります。虚偽の申告は、売却契約の解約事由にはなりませんが、記入した申告書を購入希望者に開示しなかった場合は、罰金を科せられる可能性があります。

具体的な記入事項としては、雨水貯水タンクが設置されているか、太陽光発電を利用しているか、シャワーは節水タイプか、電球はエコ・タイプか、などが問われます。なお、同申告については、不動産会社が代理で行うことはできませんので、売却者本人が申告用紙に記入するか、もしくは建築検査師に相談してください。

今後は、住宅に対してもますます環境に配慮する必要性が高まります。節電、節水など、日ごろから地球環境にやさしい生活を心がけてみてはいかがでしょう。