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賃貸事業ガイド

【まめ知識】賃貸物件の水道代

質問

10年前から一戸建てを所有し、賃貸に出しています。半年前に新しくテナントが入りましたが、ゴールドコースト市(GC)から請求される水道代金の高さに驚いています。水道代金はオーナーが負担すると不動産業者から聞きましたが、テナントさんに負担してもらうことはできないのでしょうか ?

(55歳男性)

回答

10年前から賃貸をしているとなると、その当時に不動産業者と交わした賃貸管理委託契約に基づいた条件がそのまま継続されている可能性があります。委託契約の内容を再度確認してみてください。

水道代金の請求については、2008年に住宅借家法が変更されました。それ以前はオーナーが負担することが慣習となっていましたが、現在は「一定の条件」を満たせば、テナントに水道代金を全額請求することができます。ただし、水道代金は実際にテナントが消費した水道量が対象になります。

GCの市税に含まれる水道を供給するための施設(例:水道管)の維持・管理費は、オーナーの負担となります。前述の「一定の条件」の概要は次の通りです。

  1. 対象物件に個別の水道メーターが設置されていること
  2. 賃貸契約書に、水道代はテナントの負担であることが記載されていること
  3. 水道器具(水道、シャワー、トイレ)が、3ツ星の節水タイプであること(例:トイレの水を流す際に、異なった水量を排水できる)

これら3つの条件を満たした場合は、水道代金の全額をテナントに請求できます。ポイントは3で、物件に節水タイプが施されているか否かです。

例えば1と2を満たしていても、3が満たされていなければ全額の請求はできません。この場合、オーナーはテナントと合意した適当な量の水道代を支払わなければなりません。また、個別メーターが設置されていない場合は一切請求できません。

最近はコンドミニアム・タイプの建物でも個別メーターの設置が進んでいるので、テナントに水道代金を請求できるようになりました。

以前は、水道代金はコストとしての認識が薄かったのですが、最近は注視する課題となってきています。賃貸事業を営む場合は、収入だけでなく支出にも関心を持つことが肝心です。