ページのトップへ移動

賃貸事業ガイド

【まめ知識】賃貸物件の管理

質問

賃貸物件の管理を地元の不動産業者に任せていたのですが、久しぶりに点検しに行ったところ、傷みがひどくて驚いています。何か解決方法はありますか ?

(ゴールドコーストにタウンハウスを所有する日本人A氏)

回答

物件を購入した後の賃貸事業については、とかく不動産業者(以下、業者)に任せきりにするということが多いのではないでしょうか。特にオーナーが海外や他州に住んでいる場合は、物件の状況を掌握することが難しく、信頼のできる業者に一任するという行為は自然な流れだと思います。

しかしAさんの場合、いろいろと話を伺っているうちに気になったのが、業者に賃貸管理を「任せ過ぎた」という点です。「何事も度を過ぎると云々」と言われるように、業者への過度の依存は思わぬところで意外な結果を招くことがあります。「任せる」とは言っても、ご自身でも賃貸管理に関心を持ち、定期的に業者とコミュニケーションを図ることをお薦めします。

例えば、業者に連絡を入れ物件の近況を確認したり、経費の支払いで不明な点があれば詳細を問い合わせたり、年に1度物件の点検に赴くなどして、賃貸事業に関わる姿勢を示すことでお互いの緊張感を維持することができます。また、業者からの要望に速やかに応じ、仕事がしやすいように心配りをすることも肝心かと思います。特に物件の修繕などは放置しておくと後に大きな負担を強いられることがあるので、修繕に関する要望には速やかに対応することを強くお薦めします。

加えて、業者と交わす賃貸管理契約(通称PAMD20a)で、業者がどの範囲まで面倒を見てくれるかということを確認することも必要です。例えば、特約を用いて物件の定期点検や報告の回数、修繕の見積もりの入手方法などを業者に義務付けることもできます。賃貸事業は家賃収入を得る目的はもちろんのことですが、将来にわたり不動産の価値を大きく左右する事業ですので、業者の選任の際には実際に業者と面談し、信頼性や業務内容を確認するなどして十分に検討することをお薦めします。英語で意思の疎通がとれるか不安な方は、日本人の社員がいる不動産業者に任せることも一案です。