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賃貸事業ガイド

【まめ知識】宿泊収入が減った理由とその対策

質問

15年前にサーファーズ・パラダイスのコンドミニアム(1ベッドルーム)を購入しました。その後、そのビルの中の管理会社に委託して、旅行者向けの宿として短期貸し(ホリデー・レッティング)をしています。しかし最近、管理会社から振り込まれる金額が少なくなりました。なぜでしょうか ? また何か良い対策があったら教えてください。

(65歳男性)

回答

最近このようなご相談を何件かいただきました。観光客向けに短期貸しをしているとのことですが、まず最初に、手取り収入が減った理由を考えてみましょう。基本的に手取り収入は、旅行者から受け取る宿泊代金(宿泊収入)から経費を引いた額になります。今年は世界的な景気後退や新型インフルエンザの影響で観光客数が減少し、また近年の新築コンドミニアムの建築ラッシュにより競合物件が増加しました。これらの背景を考えますと、所有物件の稼働率が下がり、宿泊収入が減った可能性があります。

次に経費ですが、近年、ゴールドコーストの市税が高騰しています。また、物価上昇に伴い管理共益費(Body Corporate Fee)や電気代も上昇しており、もし築15年となると修繕費用もかさむため、経費額は増加している可能性があります。過去と直近の収支報告明細を比較、精査してみてください。

ではその対策ですが、選択肢の1つに、長期賃貸(観光客でなく住む人に貸す)に変更することが挙げられます。観光客向けの短期貸しは、景気や航空会社の政策、今回の新型インフルエンザなどの外的要因の影響を受けやすく、特に観光客数が減少している現在、安定収入を得るのは難しい状況です。その半面、同市の人口は毎年2~3%ずつ増加しており、長期賃貸市場は比較的安定しています。経費の面でも、長期賃貸の場合、市税の不動産用途別課税額(GENERAL RATE)が有利で、物件の階数、広さ、土地の更地評価額などにより異なりますが、年間負担額が40~50%ほどの低額になる可能性があります。

※長期、または短期賃貸が適しているかは、物件の立地、階数、状態、貸し出す時期、オーナーの利用有無などの条件によりますので、詳しくは管理会社、不動産会社にご相談ください。