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個別記事

不動産価格が下がる時に叩かれる業者は誰?

今朝、アドレードの新聞を読んでいたら面白い記事、ある意味過去にも何度も出てきた懐かしい内容の記事を見つけました。
「不動産開発資金融資業者が大手不動産鑑定士会社を訴訟」。簡単にいうと貸金業者がある開発プロジェクトに対して融資検討&実行する際に不動産鑑定士の鑑定額を根拠にお金を貸したが、実際の市場価格は鑑定額と乖離しており貸し付け額が回収できず損失を被ったということ。具体例を数字で示すと、鑑定士が鑑定した額(完成時価格)が10億円と し、それに対して貸金業者は鑑定額に対して掛け目70%の7億円を貸し付けた。ところがプロジェクトが完成し売却をしたら5億円しか回収できず、未回収貸付金2億円と利息+その他経費が貸し倒れになってしまい、損失を被ったということになる。当然貸金業者はこの損失を「だれか」の責任に転換しなければならず、大体の場合、不動産鑑定人がそのやり玉にあげられるということになります。
実はこのような状況は過去に何度があります。大体は不動産新築市場(特に日本でいうマンション)の市場が悪くなり始めた時に出始めます。開発を企画&始めた頃は市場は極めて良かったが、開発途中で市場の潮目が変わり、完成時には市況が悪くなってしまい、まさに絵に描いた餅のような状況になり、プロジェクトが失敗してしまったという事例です。
ただ、買い手にとっては悪くない話で、実際にこのアドレードの開発物件(分譲マンション)も買い手の中には当初の売り出し価格の半額で買った方も多くいる様です。アドレードは狙い目かもです!

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